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2017年2月27日 月曜日

GPS捜査

 柏の弁護士の山田です。

 GPS捜査の適法性が争点となっている刑事事件の最高裁大法廷判決が3月15日午後3時に言い渡される予定です。

 検察側の主張は、GPS捜査は任意捜査として許容されている尾行の補助手段なので同様に任意捜査であり裁判所の令状は不要であり証拠能力もあるというものです。これに対して、弁護側は、GPS捜査は、尾行に比してプライバシー侵害の程度が大きく裁判所の令状が必要な強制捜査であり、令状を取得せずに取得された証拠については、その違法性の程度が重大であり証拠能力が否定されるという立論のようです。

 仮に、最高裁がGPS捜査を強制捜査だと判断した場合に、どのような令状(例えば、検証令状説、条件付令状等)によるべきかについては、法廷意見や補足意見で何らかの判断が示されるかどうかも注目されています。過去に、最高裁は、昭和55年10月23日の決定において、刑訴法に規定のない強制採尿手続きに際して、強制採尿令状(条件付捜索差押許可状)を用いるべきであることを判示したことがあります。強制採尿令状と同様に立法的な判断を示すのか、それとも立法による新たな令状の創設を要求するのかについて、最高裁が、どのような判断を示すのかも興味深いところです。

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投稿者 山田智明弁護士

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