事務所ブログ

2013年9月 5日 木曜日

違憲判断

 柏の弁護士の山田智明です。
 昨日,最高裁大法廷は,非嫡出子の法定相続分を嫡出子のそれの2分の1と定める民法900条4号但書前段の規定を違憲無効と判断し,平成7年に同規定について合憲と判断した大法廷決定を判例変更しました。
 決定文(http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20130904154932.pdf)をみると,違憲とした理由について,諸外国の立法の変化や国民の意識の変化などをあげた上で,遅くとも平成13年7月当時には違憲だったとしており,過去の判例を誤りだったとする趣旨ではないようです。

 また,今回の決定は,「本決定の違憲判断は,平成13年7月当時から本決定までの間に開始された他の相続につき,民法900条4号ただし書前段の規定を前提としてされた遺産分割審判等の裁判,遺産分割協議その他の合意等により確定的なものとなった法律関係に影響を及ぼさない 」という注目すべき判断を示しました。

 これは,従来,憲法学において,「違憲判断の効力」として議論されてきた問題についての判断であり,最高裁がこのような判断を示したのは初めてのことなので,今後,この判断が従来の議論との関連でどのような評価を受けるのか注目したいと思います。


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投稿者 山田智明弁護士

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